*

松井優征先生「話を纏めるためだけのキャラはわざとらしくなる」

公開日: : 最終更新日:2014/07/30 インタビュー

松井優征先生によるキャラ作りのコツ。それは、「主役脇役に関わらず、極力キャラに入り込むことで血を通わせる」こと。なぜなら、「話を纏めるためだけにキャラを作るとわざとらしくなる」から。

ここで言う「話を纏めるためだけのキャラ」とは、キャラクターそのものというより、そいつが持つ性質や性格、あるいは言動のことを指すのでしょう。すなわち、話のまとめとして描こうとしているシーンやセリフに合わせて犯人像やキーキャラを配置したりすることは、展開として不自然なわざとらしさを感じさせてしまう、ということですね。「これいいシーンだろう?」というような作者の意図が明確に透けてしまっては、読者は逆に引いてしまいます。

 

松井優征先生インタビュー2008

そのことが語られているのが、2008年第17号に掲載の松井優征先生インタビューです。

犯人が驚くような姿に変貌することも面白さの1つだった『ネウロ』は、キャラ作りという点では相当に参考になる作品です。その作者である松井先生の話は、多くの取り入れるべき点があるでしょう。

画像の中にも載っていますが、ドーピングコンソメスープのインパクトと言ったらなかったですからねえ。

質問2の絵柄のアイディアについても、キャラ作りの観点からの質問なのでしょう。変貌した犯人の姿やイメージが毎回すごいことになっていますから、どうやってそんなことを思いついているのかはやっぱり気になるところです。

松井先生の回答は、「テーマやモチーフをはっきりさせること」だそうな。それがあれば、自然と出てくるものだとか。つまりは取っ掛かりとしてのそのシリーズのテーマがあって、それをどうやって表現するかというのが、あの変貌によっているんですね。

見た目にもはっきりわかりやすい変貌によって示すことは、視覚で楽しむマンガというものに大いに合っていると言えるでしょう。

さすが、マンガ家というよりエンターテイナーとしての側面も持っている松井先生は、こういうところでもわかりやすい答えを見せてくれるんですねえ。

関連記事

トレジャー受賞の新人さんにインタビュー 荻野ケン先生

…はい。 えーと、今回はこの人のインタビュー記事です。  

記事を読む

『ToLOVEる』矢吹健太朗先生に描き分けについてインタビュー 2009年

  2009年17号に掲載の矢吹先生インタビューです。 描き分け講座の

記事を読む

『SKET DANCE』篠原健太先生にインタビュー 2009年

  2009年20号に掲載の篠原先生インタビューです。 内容はやはり

記事を読む

『ToLOVEる』矢吹健太朗先生にインタビュー 2008年

2008年第31号に掲載された矢吹先生へのインタビュー記事。 その1と

記事を読む

『BLEACH』久保帯人先生にインタビュー 2009年

  2009年第1号に掲載の久保帯人先生インタビューです。 そのオ

記事を読む

『銀魂』空知英秋先生にインタビュー 2008年

2008年13号に掲載の空知英秋先生インタビュー記事です。 せっかくの

記事を読む

『銀魂』空知英秋先生にインタビュー 2008年その2

  2008年46号掲載の空知先生インタビューです。2008年のインタビューと

記事を読む

『魔人探偵脳噛ネウロ』松井優征先生にインタビュー 2008年その2

2008年51号掲載の松井優征先生インタビューです。インタビューとしては2008年で2回

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

設定を言葉だけで説明するからわかりにくくなる

今回の話は、特に新人さんのうちにやりがちな失敗ではないかと思います。

BLEACH やっぱり久保帯人先生は計算して決めシーンを演出している

この記事の続きです。 オサレ先生と言われて、センスばかり

BLEACH 久保帯人先生だって計算して決めシーンを演出している

…何か久保先生にえらく失礼なタイトルになったような(;^ω^)

特殊能力設定のコツ キャラの長所と短所を考える

バトルマンガを描くにはどうしても「キャラごとの能力」が必要になってきま

話作り――展開でギャップを演出する

クリック拡大。 2009年21号掲載のキャラ講座。ギャップに関

→もっと見る

PAGE TOP ↑