話作りの基本――読者目線を意識する

原作的な方

作り方の基本 読者目線を意識する1

2008年第16号に掲載の素材用マンガ。誰が描いたか知りませんが、これを悪い見本として話作りにおける基本の1つである「読者目線」が説明されています。

例によって解説が読めないと思いますので、全文抜粋。

チェック1 登場
冒頭、情景のコマが小さかったり、主人公の紹介が不十分であったりと、読み進める上で根幹となる情報が無いため、読者はその漫画の内容を理解できない。説明的にならぬように工夫しながら、読者に情報を伝えていこう。読者に理解させることが漫画の面白さを倍増させるのだ。

チェック2 設定
新人が陥りがちなミスに”設定の詰め込み過ぎ”がある。この漫画でも詰め込み過ぎたため、その複雑な設定を説明しきれていない。思いついた設定すべてを詰め込むのではなく、キャラを活かす設定づくりを心がけよう。設定を詰め込み過ぎて漫画の面白さが半減したら本末転倒だ。

作り方の基本 読者目線を意識する2

チェック3 動機
何故主人公は怒っているのか、主人公とミネツグはどういった関係なのか、それらが一切説明されぬままに話が進むため、読者は全く感情移入できない。キャラの行動には必ず動機がある。そこをちゃんと描き、読者の感情移入を上手く促すのだ。

チェック4 オチ
漫画に対する読者の印象は、オチが決めると言っても過言ではない。今回の漫画のように、オチコマの前に漫画を描いているシーンを入れてしまうと、オチが予想出来てしまう。時系列的に行動を描き並べるのではなく、オチを活かす構成を考えよう。

まとめ
今回挙げたミスは、そのほとんどが読者に対する意識の欠如から来ているものだ。ペンいれする前に友人に見せたりし、自分の漫画に足りない読者目線を補おう。

 

まあホントに基本的な内容ですね。むしろ、こんな基本的な内容を説明するために穴だらけの2ページ漫画を描けと言われて描いた人のほうが凄いのかもしれません。

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