2008年13号に掲載の空知英秋先生インタビュー記事です。
せっかくのインタビューなのに聞いてる質問がたった2個とかもったいないよなー。
1つ目の質問はギャグを入れる時の工夫について。
ギャグを入れるんですからもちろんコメディパートでの話になりますね。しかしここでは、さらっと重要な事が言われています。シリアス部分ではキャラを出しづらいそうです。
考えてみれば当然ですね。真剣な雰囲気で敵に相対したり、戦ったりしている時にギャグは入れられません。ギャグが入れられないということは、ギャップだったりおかしな趣味だったりといったものを挟むことが出来ず、そいつをそいつたらしめている要素を強調することが出来ないことになるわけです。
だからこそギャグパートで存分におかしなことをさせまくっておくことで、シリアスパートでそのキャラの個性と雰囲気を損なわずに真剣な表情やセリフを言わせることができるのでしょう。
そして2つ目の質問は、新人時代の打ち合わせ頻度について。毎日6ページ描いて持って来いとは結構な厳しいノルマですね。銀魂は今でも割と締め切りギリギリになることが多いて噂を聞きますが、その頃の特訓があったからこそ今ギリギリで済んでいるんでしょうか。
ただ、締め切りがないことにはどうにもやる気がでないことも心理的な事実ではあります。いつでもいいやーなんて思ってたら原稿の完成もデビューも遠のくばかりでしょう。その意味では、毎月募集のあるトレジャーは欠点も持ってますよね。何か間に合わなそうだから来月でいいや、って思っちゃったら永遠に投稿はできないでしょうし。
何月分に投稿する、ということを決意しないことには始まらないとすれば、その締め切りを自分に決断させるきっかけや理由を何にするか、あるいはそれも、自分自身を理解しているかどうかの1つなのかもしれません。
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