松井優征先生「話を纏めるためだけのキャラはわざとらしくなる」

インタビュー

松井優征先生によるキャラ作りのコツ。それは、「主役脇役に関わらず、極力キャラに入り込むことで血を通わせる」こと。なぜなら、「話を纏めるためだけにキャラを作るとわざとらしくなる」から。

ここで言う「話を纏めるためだけのキャラ」とは、キャラクターそのものというより、そいつが持つ性質や性格、あるいは言動のことを指すのでしょう。すなわち、話のまとめとして描こうとしているシーンやセリフに合わせて犯人像やキーキャラを配置したりすることは、展開として不自然なわざとらしさを感じさせてしまう、ということですね。「これいいシーンだろう?」というような作者の意図が明確に透けてしまっては、読者は逆に引いてしまいます。

 

松井優征先生インタビュー2008

そのことが語られているのが、2008年第17号に掲載の松井優征先生インタビューです。

犯人が驚くような姿に変貌することも面白さの1つだった『ネウロ』は、キャラ作りという点では相当に参考になる作品です。その作者である松井先生の話は、多くの取り入れるべき点があるでしょう。

画像の中にも載っていますが、ドーピングコンソメスープのインパクトと言ったらなかったですからねえ。

質問2の絵柄のアイディアについても、キャラ作りの観点からの質問なのでしょう。変貌した犯人の姿やイメージが毎回すごいことになっていますから、どうやってそんなことを思いついているのかはやっぱり気になるところです。

松井先生の回答は、「テーマやモチーフをはっきりさせること」だそうな。それがあれば、自然と出てくるものだとか。つまりは取っ掛かりとしてのそのシリーズのテーマがあって、それをどうやって表現するかというのが、あの変貌によっているんですね。

見た目にもはっきりわかりやすい変貌によって示すことは、視覚で楽しむマンガというものに大いに合っていると言えるでしょう。

さすが、マンガ家というよりエンターテイナーとしての側面も持っている松井先生は、こういうところでもわかりやすい答えを見せてくれるんですねえ。

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